こんにちは、主婦ブロガーmyme(マイミー)です。
私は現在、趣味の漫画制作において、液晶タブレット(通称:液タブ)を導入した「デジタル漫画」で作業を行っています。
液タブ導入前は、紙とペンとインクを使用した「アナログ漫画」を描いていたのですが、デジタルに移行してから思ったことがあります。
「もっと早くデジタル導入していればよかった…!!」
もちろん良い点だけではないものの、デジタル漫画には、アナログにはないメリットがたくさんあります!
本記事では、アナログ漫画と比較したデジタル漫画導入のメリットを、デジタル漫画導入をおすすめする人の特徴を紹介します。
デジタル漫画導入のメリット~アナログ漫画との比較~
1.何度でも修正が効く
数あるメリットの中で、最も恩恵を受けているのは、「何度でも修正が効く」ことです。
アナログ漫画制作をしている人なら誰でも一度は経験したことがあるであろう、インクをこぼしたり、予想外にインクが飛び散ってしまったりといったトラブル。
アナログでもホワイトで修正は効きますが、仕上がりが汚くなってしまうこともしばしば…。
しかし、デジタル漫画の場合は、「取り消し」「戻る」ボタンでパッと修正が効きます。
用紙を汚す心配も全くありません!
2.絵の拡大・回転・反転などが自由自在
「コマの中の絵の一部を少しだけ大きくしたい」「角度を変えたい」「反転したい」などの微調整が自由自在な点。
漫画やイラストを描く際に、デッサンが狂っていないかを確認する作業として、「裏返しにして見る」という技があります。
アナログの場合、トレース台を使用し、用紙を裏返して作業する必要がありますが、デジタルだと「反転」が可能なので反転したまま作業することが可能です。
これはかなり便利です!
また、「絵の一部を少しだけ拡大したい」といった場合も、アナログの場合「書き直し」か、「プリンターで拡大コピーしてトレース」といった作業が必要ですが、デジタルだとものの一瞬で作業が可能です。
3.資料の取り込みが簡単
背景を描く際などで資料を参考にする場合、デジタル漫画では画像をそのまま編集画面に取り込むことができます。
画像を編集してそのまま使用したり、トレースしたり…
とにかく資料を使用した作業がとても簡単にできます!
アナログ漫画でトレースをする場合だと、資料をプリントアウトする必要があるので手間もコストもかかります。
4.スクリーントーンが使い放題
デジタル漫画制作ソフトの中で主流なもののひとつ「CLIP STUDIO PAINT」では、デフォルトで多数のスクリーントーンが用意されています。
そして、アナログのトーンと大きく異なるのは、「使い捨てではない点」。
アナログ漫画の場合、トーンがなくなる度に買い足す必要があります。
液タブや漫画制作ソフトの初期投資にはコストがかかりますが、長い目で見るとコスパは良いのではないでしょうか。
また、CLIP STUDIO PAINTではオンライン上でトーンを無料または有料でダウンロードが可能。
ユーザーが自主制作した手作りのトーンやペンなど、数多くの素材をダウンロードできます!
5.机や手が汚れない、ごみが出ない
デジタル漫画は作業が全て画面の中なので、消しゴムのカスは出ませんし、インクで机やペンが汚れたり、スクリーントーンの欠片が体に付着したりすることもありません。
漫画を描いているとは思えないほど、机の上を綺麗なまま保つことができます!
6.SNSや投稿サイトなどへのアップが簡単
作品がデータとして保存されるので、SNSや投稿サイトなど、インターネット上に共有したい場合に手間が少ないです。
アナログ漫画の場合、原稿をスキャンしてデータ化する手間が生じます。
自宅用の小さなプリンターだと、「B4サイズは2分割でスキャンをしないといけない」等々、なかなか骨の折れる作業が必要とされます。
以上、その他にもメリットはたくさんありますが、ここで注意点です。
必ずしも上記のメリットの恩恵を受けることができない人はいると考えられます。
ここで、デジタル漫画の導入が向いている人、ぜひおすすめしたい人の特徴を紹介します!
デジタル漫画の導入をおすすめする人
トーンやベタ等、仕上げ作業に時間がかかってしまう人
私はこれに当てはまっていたのですが、アナログ時代、最も時間がかかってしまうのが「仕上げ」でした。
デジタルに移行してからは、トーンやベタは範囲を選択してペンでタッチすれば良いので作業効率がグンと上がります。
倍速、いや3倍速くらいで作業が進みます。
デッサン力、画力にあまり自信がない人
デッサン力が高い人はスラスラと迷いなく線を引き、修正の必要も少ないかと思います。
一方、デッサン力が不足している人は、何度も何度も描き直し、修正を繰り返すことが多いかと思います。
そうなった場合、デジタルの方が修正が簡単かつ絵を汚す心配もありません。
また、漫画制作ソフトには「パース定規」といった背景を描く際に非常に役立つツールも充実しています。
デジタル漫画には、デッサン力、画力が低い人の助けとなるツールがたくさん用意されています。
機械にある程度強い、または調べるのが苦にならない人
私は全く機械に強くはありませんが、わからないことを調べるのは割と好きな方です。
デジタル漫画は、どうしても初めの頃はわからないことだらけです。
「こんなの、アナログの方が早い!!」
と思ってしまう人もいるかと思いますが、根気よく調べ、一つ一つクリアした先には、格段に便利な世界が広がります。
ですが、機械が嫌い・機械音痴レベルで苦手・調べるのも苦痛というレベルになってしまうと、それこそアナログの方が効率が良いかも知れません。
以上、アナログ漫画と比較したデジタル漫画導入のメリット、デジタル漫画導入に向いている人の特徴を紹介しました。
デジタル漫画導入を迷っている人、自分がデジタル漫画に向いているかわからないといった人の参考になれば幸いです。