【凪のお暇】”空気を読みすぎる人”の特徴と家庭環境から受ける影響

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こんにちは、主婦ブロガーmyme(マイミー)です。

2019年7月~9月期に放送され一大ブームを巻き起こしたドラマ、そして原作漫画の『凪のお暇』。

ポップな世界観の中で描かれる、”空気を読む”ことに疲れた主人公・凪やモラハラ気質の彼氏・慎二といったリアルなキャラクター像に、共感を覚えた人は多かったのではないでしょうか?

本記事では、主人公・凪とそして慎二に見られる難ありの性格について、二人の養育環境を考慮しながら考察していきたいと思います。

※あくまでmymeの個人的な見解であることを前提にご覧ください。
また、単行本6巻までのネタバレを含みます。

常に人の顔色を伺い、必要以上に空気を読む凪と慎二

おどおどしている凪と、社交的で世渡り上手な慎二。
二人は一見全くタイプが違うキャラクター像に見えますが、「常に人の顔色を伺い、必要以上に空気を読む」と言った点は共通しています。

自分の意見をしまい込む凪

会社の女子グループとのランチタイム、彼氏の慎二との会話において、凪は常に空気を読み、ひたすら他人に同調します。
次第に、心はすり減り、消耗し、ボロボロになった時に慎二が放った一言で過呼吸となってしまいます。

自分を押し殺して仮面を被り続ける慎二

慎二の場合は、わかりやすく空気を読み疲弊している凪よりも、もっと根が深いです。
なぜなら、一見明るく社交的で世渡り上手だからです。
常に自分がどう立ち回ればその場が上手く回るかを考えて行動しているため、そこに慎二自身の心はありません。
そして、唯一仮面を外すことができる相手が、自分以上に空気を読む・凪。
慎二にとって凪はかけがえのない存在でしたが、会社の同僚との会話での空気を読むあまり、思ってもない発言をし、タイミング悪く凪に聞かれてしまい失恋をする羽目に。

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否定的、過干渉、世間体を気にする親たち

凪と慎二に見られる「生きづらさ」は一体どこから来るのか。
物語では、要所要所に凪と慎二の家族とのシーンが登場し、二人の性格を形成するルーツが描かれています。

罪悪感を植え付ける凪の母親

印象的なシーンと言えば、単行本3巻における、凪が残したトウモロコシをゴミ箱に捨てるシーン。

「可哀相なトウモロコシ。凪のせいで死んじゃった」

何とも嫌味な、罪悪感の残る叱り方です。
母子家庭で、母親しか頼る存在がいない子どもの凪は、涙を浮かべながら母親に謝罪します。

さらに、凪の母親の決定的な特徴と言えば、物事の評価軸が常に「他人軸」であることです。

凪との会話でよく見られた、「〇〇さんのところの〇〇ちゃんは〇〇なんですって~」といった、地元の噂話。
「自分自身はこうなんだ、凪はこうなんだ」といった絶対的な評価をすることができず、「常に人と比べてどうなんだ」という思考回路の持ち主です。

閉塞的な地方都市に住む、世間体を気にする凪の母親。
実は母親自身もまた、凪と同様に常に周囲の顔色を伺って生きています。

そんな養育環境で育った凪は、自分の言動・行動が周りの人を悲しませないか、迷惑をかけないかを気にするあまり、空気を読みすぎるのです。

凪の生きづらさの根本には、「罪悪感」が染みつているように思います。

理想の家族ショーを見せる仮面夫婦・慎二の両親

凪の家庭とは打って変わって、慎二の場合は、官僚の父親と専業主婦の母親が、都内の一軒家に住んでいます。
裕福で、仲睦まじそうな両親、一見理想の家族像です。

ですが蓋を開けてみると、父親には愛人が複数おり、母親は整形モンスター。
慎二の兄にあたる長男はトンヅラしたきり。

実家での慎二は、凪から見ても「完全によそ行き」の慎二であることから、実家は慎二にとって居心地の悪い場所だと考えられます。

おそらく慎二は、子どもの頃から、世間体を気にする両親の理想の家族ショーを目の当たりにすることで、自らも仮面を被り、決して本音は見せず、その場の空気を乱さないように立ち回る癖がついてしまったのではないでしょうか。

何とも不憫ですね。

ありのままの自分でいられる居場所がなかった二人

凪と慎二、境遇は違えど共通点があります。

それは、世間体を気にする親の元で育った点。

そんな環境の中で育った二人は、「そのままのあなたでいいよ」という居場所が与えられないまま、大人になってしまいました。

凪も慎二も、常に「今のままではダメだ」「自分が我慢して空気を読まなければ」といった、余裕のなさが伺えます。

子どもの頃に、例えばですが、「失敗してもあなたが挑戦したいことなら応援するよ」「思ったことを言っていいんだよ」といったような、自分を肯定してくれる環境で育った人は、大人になってもいい意味で自信がある人が多いように思います。

子どもは生まれる家を選べませんし、ある程度の年齢になるまでは家族との時間は生活の大半を占めることになるので、家庭環境が与える性格形成への影響は大きいのではないでしょうか。

主人公の凪は、物語が進むにつれ、仕事を辞め、アパートを借り、新しい生活を自分自身で開拓している点で、「ありのままの自分」でいることの尊さに気づき始めています。

個人的に根が深く一筋縄ではいかない慎二の方が心配です。笑

原作漫画は2019年10月現在で単行本が6巻、絶賛連載中です。
二人の「生きづらさ」を、今後どのような展開で描いていくのか、非常に楽しみです。

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